学校紹介:定時制
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校長 瀧上文雄 Photo
初めて工芸高校を訪れた方は、その自由で個性的な雰囲気に驚かれることでしょう。その雰囲気はどこからくるのか。単に生徒がのびやかに見えるからではありません。
本校の生徒たちは、実習や授業を通じて、自由に発想すること、自分の個性や考えを表現する方法を学んでいます。何かを表現したい、作り出したいというエネルギーが、意欲的で自由闊達な校風を生み出しているのです。

私はしばしば生徒たちから「この学校に来て良かった」という言葉を聞きます。「高校時代は進学や就職までの通過点にしか過ぎない」と思われがちな昨今、工芸高校が若い生徒たちの思い入れの対象になっていることを、非常に嬉しく思います。

工芸高校の生徒たちは、各々が明確な目標や目的を持ち、それを成し遂げるために日々奮闘しています。その充実感が、高校生活を楽しく、有意義なものにしているのでしょう。
これから工芸高校を目指そうとしている中学生のみなさんには、「ものづくり」に興味があるならば、工芸高校は必ずみなさんが満足できる学校であるということをお伝えしたい。中学校で美術、技術の授業が徐々に削られていく中、思う存分絵を描き、ものを作ることができる環境がここにはあります。それは、先輩たちの充実感に満ちた笑顔をご覧になればお分かりになると思います。

この学校で身につけた知識や技術、それは必ず将来の役に立ちます。また、仲間たちと力をあわせ、あるいは競い合いながら自己を表現しようとした日々の記憶は、こらから人生を紡いでいく上での励みや糧になることでしょう。

「ものづくり」を通して得た技術、そして仲間との絆を活かして自分の夢を形作り、それを実現して欲しい。それを祈って止みません。
Photo「ほかのどこでもなく、工芸高校に入りたかった」。そんな生徒が多いのも本校の特徴です。本校では毎年秋に「工芸祭」という学園祭を開催します。生徒たちの作品を展示し、盛大に行なうのですが、ここで工芸高校を知り、「あんな作品を作りたい」と思い、進路の選択肢に加える中学生が多いようです。
家族や親戚に本校の在校生、卒業生がいたからという生徒もいます。100周年を迎える伝統ある学校だけに、親子3代工芸高校出身というご家族もあるくらいです。

きっかけはさまざまですが、みな工芸高校に憧れて入学してきた生徒です。学年や所属する科が違っても、「ものをつくる」ということに喜びを感じる点は同じです。実際、教員と生徒のコミュニケーションは円滑ですし、先輩・後輩の区別なく、ともに技術を高めあう機会も数多くあります。

学年の枠を取り払って工芸祭の準備に明け暮れたり、仲間の素晴らしい作品を見て「自分はもっといいものを作りたい」と奮起したり。時折訪れる、社会で活躍する卒業生たちとのふれあいも、確実に生徒たちの刺激になっています。この人と人とのつながりが、生徒たちの大きな財産になることは間違いありません。その財産は、これから工芸高校を目指そうとする新世代のみなさんにも、きっと受け継がれていくことでしょう。
生徒数約300人というのは、都内でも有数の規模。それが本校の定時制です。本校の定時制に赴任して来られる先生が口を揃えるのは、「生徒たちの熱心さに驚いた」ということ。全日制と同様、「工芸高校に行きたい」という思いを実現させた生徒たちですから、自然と授業も充実したものになるのでしょう。
定時制には、中学時代に不登校だった生徒、別の高校を辞めた生徒も入学してきます。彼ら、彼女らは、みな工芸高校で新しい自分を見出してくれているようです。実際に手を動かし、自分の分身である作品を作り上げることに喜びを感じ、かつては考えもしなかったクリエイターになるという将来を見出した生徒もいます。いろいろな個性が集まり、磨かれることで、打ち込める対象を見つけてくれたことを嬉しく思います。
定時制は入学から卒業まで、4年間という期間があります。この時間を有効に使い、自分の進むべき道をじっくりと模索して欲しいと思います。
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教育目標
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歴史・沿革
1907年(明治40年) 東京府立工芸学校として、京橋区築地に開校
1923年(大正12年) 関東大震災のため、校舎全焼
1927年(昭和2年) 本郷区元町の現在地に新校舎落成
1950年(昭和25年) 東京都立工芸高等学校と校名変更
2006年(平成18年) 創立100周年
歴史について詳しくは「100周年記念」からどうぞ
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